よくある質問

プラスチック樹脂の一種であるポリスチレンに気泡を含ませ膨らませたものが発泡スチロールです。断熱性・耐衝撃性・軽量・耐久性･加工しやすさなどの性質を利用しさまざまな分野で活躍しています。

主な用途として以下があげられます。
・魚介類･農産物･その他食品の保冷･保温輸送箱として　・電化製品や精密機械等の緩衝材として
・建材(住宅断熱材)として　・船用フロートや浮橋の素材として　・土木工事の軽量盛土素材として
・立体造形作品の素材や芯材として

90℃以上の熱が加わると変形したり溶けたりしてしまいます。また燃えやすいので、保管する場合は火気や高温のものの近くに置かないようご注意ください。

カッター等の刃物や熱線を利用して容易に切ったり削ったりすることができます。簡単なカット加工でしたら弊社で対応することも可能です。

色付き製品のご用意もございます(特注色は原料ロット単位で承ります)。詳しくは製品カタログをご覧ください。製法(原料を膨らませて作る)上、基本はパステル調の色になります。また、水性塗料を利用して塗装することも可能です。

柑橘類に含まれるリモネン･油性塗料や接着剤等に含まれる有機溶剤･テレビン油･アマニオイル･えごま油･ヤシ油等一部の食用油は発泡スチロールを溶かす性質を持っていますのでご注意ください。

発泡スチロール(EPS)の製法上、製品表面に次のような跡がつく事があります。
・ベント(スリット)跡…小さな丸や線状の突起が円形に並んだもの。発泡ビーズを加熱する時の蒸気の通り道の跡です。
・フィーダー跡…円形に凹凸のある部分。原料の発泡ビーズの投入口の跡です。
・押しピン跡…円形に凹凸のある部分。フィーダー跡に似るがこちらの方が平坦。製品を離型する時の押しピンの跡です。
これらは製法上の仕様であり、不具合品ではありません。

KCシリーズ製品に付いている輪ゴムは、紐の結び目に引っ掛けることにより蓋が外れないよう固定するための物です。

発泡スチロール(EPS)は丸い発泡ビーズを融着(溶かして付ける)して作るため、目に見えない小さな穴や隙間があいている場合があります。水などの液体を直接入れての使用は推奨しておりませんので、どうしてもそのような使い方をしたい場合は自己責任でお願いします。

中に入れたい物の大きさが決まっている場合は、弊社製品カタログにて製品内寸を公開しておりますので、そちらからご希望の製品をお選びください。

カルックスの発泡スチロール製品は食品容器として適合している原料を使用していますが、非食品用途の製品と同一のラインで製造していますので、食品を入れる際は内袋やフィルム等を使用し食品が直接触れないように入れていただくようお願いします。

周囲の温度や保冷剤等の量、保管状況などにより保冷可能な時間は変化しますので、必要に応じて保冷テストをする事をおすすめします。中に入れたい物のサンプルをご提供いただければカルックスにて保冷テストを行う事も可能です。

発泡スチロール製品は傷つきやすい為、お客様都合での返品は基本的にお断りしております。どうぞご了承ください。

カタログに表記されています入数が最少購入数量です。この入数を基本として1梱包単位で受注いたします。

在庫状況にもよりますが、通常品の場合関東納品で受注後2～3営業日、九州納品で受注後4～5営業日程度が目安となります。繁忙期等で通常よりお時間を頂戴することもございますので、余裕をもってのご依頼をおすすめします。

ご使用用途や納品先御住所、ご希望の内寸・外寸又はカタログから品番を御指定下さい。お見積もりは無料で承ります。

ご希望の品番や送付先を指定してご依頼下さい。初めてご依頼の場合は使用用途等を詳しくお伺いすることがございます。また、配送料等の実費をご負担していただく場合がございます。

オリジナル製品のご用命も承ります。ご希望される内寸・外寸や発泡倍率、使用数をご連絡下さい。オリジナル品の場合は別途金型代を頂戴いたします。

お客様よりお預かりしている金型は、発泡スチロール製品を製造している間は無償で責任をもってお預かりいたします。製品の製造終了または中断の場合、概ね1～2年程度は無償で保管いたしますが以降は返却または有償にて保管となります。

結論から言いますと、ダイオキシンは出ません。ダイオキシン類は、塩素･炭素･酸素･水素からできている化合物です。発泡スチロールの原料であるポリスチレンは炭素と水素からできています(塩素は含まれていません)。単体で完全燃焼した場合は炭酸ガスと水になり、ダイオキシン類は発生しません。

発泡スチロールの原料に含まれるガス(発泡剤)は、ブタンやペンタン等です。フロンガスは使われていません。

リサイクル可能な素材として分別回収されています。個人であれば各自治体の定める方法で分別･廃棄してください。廃発泡スチロールの処分でお困りの事業者の方は発泡スチロール協会(JEPSA)にお問い合わせください。

発泡スチロールは90%以上が空気でできており、石油由来の原料が占める割合はわずか数％の省資源な素材です。