①知り合いの北東京商事(株)佐藤様(現在・相談役)より相談依頼を受ける。
②東京都足立区の現状では、『糖尿病』に関わる医療費が23区中最多(ワースト1位)で健康寿命が都平均より約2歳短いとのこと。
【足立区民に糖尿病が多いこと】、【予防で重要な野菜摂取量が少ないこと】 この2つの現状を打開する為、『あだちベジタベライフ ~ そうだ野菜を食べよう ~』をスローガンに掲げ足立区・足立市場関係が中心となり新鮮野菜を食べやすくする環境づくりを行なうとのこと。
・足立区としては、幼稚園・小・中学校では「一口目は、野菜から」の声掛けを実施
・北足立市場からは、旬の野菜情報をFacebook等で発信
③今回の取り組みで弊社への依頼は、次の問題改善となる。
・新鮮野菜を市場(買参人)からユーザー様へ納品する際(夏場・冬場)での問題点
Q.夏場の問題点
ドアtoドアで手渡し出来る先ばかりでは無く、ある飲食店によっては夕方から営業開始の先もあり、納品した野菜関係が数時間経過してしまう。よって高温にさらされた野菜(特に葉物関係)は、傷みやすく例えばホウレン草などはトロけてしまう状況になる。
Q.冬場の問題点
夏場とは逆に低温により野菜を凍らせてしまい、質・味共に影響が出ることがある。
以上の、問題点をクリアしたいとの依頼である。
④商談ポイント
a.夏場・冬場それぞれの想定外気温・保持温度帯・保持時間の設定
b.サイズ感は、どの程度が妥当か?
c.買参人が同じ仕様品を持つことから、どう見分けるようにするか?
⑤提案
A.夏場は、発泡BOXと保冷剤の併用を案内。冬場は発泡BOXに入れてもらうことで回避できる想定を案内。
B.相当品サンプルでサイズ合わせを行なう。 少量の場合で40L相当、多量の場合で60L相当の2パターンをご提案
C.買参人NO、買参人名が記入出来る専用ラベルを作成。プラス 野菜摂取を促す文言を入れる。 専用ラベル・・・湿気に強いユポを採用
⑥採用
提案品全てを採用して頂き夏場スタート前の6月下旬に納品完了。
⑦北東京商事 佐藤様(現在・相談役)からのコメント
今回の案件の結果は、とても良いとの報告を受けている。消費者側からすると、より安全安心に気を付けてもらいたいし、業者としては、企業拡大を考えるうえで、とても重要となる。あらゆる食品業者に関しても、お互いが情報交換をしながらより良い物を作り上げていきたい。
北足立市場協会杉本支所長様からのコメント
野菜が劣化しないように20℃以下(物により15℃以下)を保ちながら納品を行なわなければならない。コールドチェーンで市場へ入荷した野菜を最終客先まで継続して簡易的に納品出来るようになった。
実際にお盆休み中の事であるが、朝納品・夕方開店のラーメン屋さんへ納品したが、今回のBOX使用で問題なく使用して頂いた。今後、低温輸送要求は全体的に出てくることであり、早くにスタートが切れたことは、とても有意義なことである。
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