アイス１個入れ発泡スチロール容器の開発事例

１．御客様

某大学（産学共同開発）

２．問い合わせ事項

病院などの施設において入院食・給食等の時にアイスクリームを提供する事を検討している。その際、配膳に時間がかかるためアイスクリームが溶けてしまう。
これを解決するために配膳のトレー毎に乗せられるアイスクリームの保冷容器を探していました。　

３．カルックスに問い合わせた理由

ホームページを見て『アイスクリーム用の発泡スチロール容器が複数有り、１個用の保冷容器が有るのではないか？。また取り扱い内容からアイスクリーム保冷方法などの知見を持っているのではないか』と思い問い合わせをして頂いたとのことです。

４．御客様のご要望内容

・アイスクリーム１個用保冷容器
・中に入れるカップのサイズ　70×70×40mm位
・保冷の必要時間　３０分～１時間程度
・使い捨て（再利用はしない）
・１回の提供につき　500～700個

５．弊社の初期対応

①アイスクリームカップの大きさから弊社のＯＢＣ－１と保冷剤の見積りを提出
②発泡スチロール容器ＯＢＣ－１と保冷剤の有償サンプルを発送

６．御客様より特注品開発の問い合わせ

サンプルを確認された御客様より『アイスクリーム１個入れ専用発泡スチロール容器を作ることは出来ないか？』との御連絡を頂きました。

７．弊社の中期対応

①開発に詳しい担当営業にバトンタッチ
②再度御客様の要望事項を詳しくヒアリングし、アイスカップの大きさやトレーに乗せるための外寸の大きさの確認などを行いました。
③第１次試作　簡単な図面を書きカット品にてサンプルを作成（内寸・外寸の確認と大きさのイメージの確認用）
④第２次試作　第１次試作を元に御客様から更に要望が発生（利用者は色々な方がいるので容器の嵌合形状や指を掛ける形状の打ち合わせなど）、これを元に詳細な図面を作成し第２次試作サンプルは本形状に近づけて作成併せて金型代・製品単価・１Ｌｏｔ数量・納期等の見積り提出を行いました。
⑤第２次試作を元に最終の形状確認を行い最終図面を作成

８．製品の正式受注及び納品

御見積書と最終図面を御客様に確認して頂き、正式に受注しました。
弊社にて信頼できる金型メーカーに作成依頼し約１ヶ月後に金型完成。
直ぐに発泡スチロール容器の試作成形品を御客様に確認して頂き量産に移行しました。

９．御客様からの声

今までは給食時に配膳にかかる時間が長いのでアイスクリームが溶けてしまうために提供できなかったが、この開発した発泡スチロール容器を利用することでそれぞれのトレーにアイスクリームを乗せて配膳することが出来るようになりました。給食の利用者に喜んで頂けたそうです。

１０．まとめ

（株）カルックスは多方面で多くの御客様にご愛用頂いているので、色々な利用方法のノウハウを持っています。御客様がご要望される製品を御客様と一緒になって弊社の知識を活用しより良い製品開発をしております。
発泡スチロール容器はもとより保冷に必要な周辺資材も取り扱い、総合的に御提案させて頂きます。お気軽にご相談ください。

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